SWEETS LABO Laugh & Rough
掛田友紀恵です。
先日、糖尿病のお母様を介護されているお客様との出会いがありました。
フリーペーパーのCueの記事を見て「ぜひ今日こそは寄って帰ろう!」と思ってくださったそう。
友人からプリンをプレゼントされた時は、お母様がたまたまショートステイで不在。
一緒に食べられなかったので自分で買いに来たと教えてくださいました。
お話すると頑張って精一杯介護されている娘さんだとわかりました。
お母様は糖尿病。そして、認知症を発症。
少しずつ進行しているそう。
身近な人に攻撃的になったり疑われたり…認知症の介護の辛さが伝わってきました。
仏壇のお供えも置いておけず撤収。
冷蔵庫には注意の張り紙。
甘いものが大好きなお母様に「先が短いんだから何でも好きに食べさせて。」と頼まれると本当に困ると。
症状が悪化してしまうことがわかっていながら甘い物を一緒に食べることはやっぱり出来ません。
見つからないように隠れて食べないといけない罪悪感も家族にはあると。
甘いものが大好きなお母様とたまには笑いながら何か食べたい。
その気持ちが痛いほどわかりました。
娘さんはポロポロ泣かれていました。
レジ台下からボックスティッシュを差し出す私もうるうる。
食べられない本人も辛いけれど、食べさせてあげられない家族も辛いと思います。
大好きだった祖母を思い出しました。
一周年の日は、娘の誕生日でもあり祖母の命日でもあります。
あなたの笑顔が見たいから、私は今日も低糖プリンを作ります。
寒い1日のようですが、心はあったかいそんな日になりますように。