SWEETS LABO Laugh & Rough

掛田友紀恵です。

今日は、まぎらわしい糖類と糖質のお話。

糖類ゼロと糖質ゼロ、同じように聞こえちゃいますが、違うんです。

糖類ゼロは、砂糖を使用していない時に使われる言葉。

印象づけるためのキャッチコピー。

最近、よく使われているんです。

例えば、「砂糖不使用、糖類ゼロ」と書いてあるチョコレート。

糖尿病の患者さんから見れば、我慢している代表のお菓子がチョコレート。

「砂糖不使用だから、食べてもいいチョコレートだ!」と飛びついてしまいます。

でも、そこには注意が必要です。

糖類ゼロの商品には、砂糖以外の糖分が色々入っていたりする落とし穴があるんです。

裏の食品表示を見ると…

原材料のところに、液糖や水飴などの文字が。
(たまたま手元にあった砂糖不使用の飴の袋の裏側)

あれ?ってなります。

実は砂糖以外のもので、血糖値に影響する材料がたくさん入っていることが多いんです。

液糖や水飴がたっぷり使ってあっても、糖類ゼロって書けるんです。

黄色で囲んであるところがゼロならば。

えーっ⁈

そうなのってなりませんか。

ちなみに、多くの液糖や水飴などはでんぷんから作られていますので多糖類に入ります。

そこは騙されたら、ダメなんです(笑)。

消費者が賢く選ばないと。

実際に、この手のチョコレートが販売開始された後、何人もチョコレートを安心して食べ過ぎて、検査データが悪くなってしまった方がいらっしゃったんです。

医師からも指摘されたと教えてもらいました。

最近は、少しずつ消費者の声が反映されて、改良されてきている印象もありますが、安価に仕上げようとするとやっぱり限界もあるわけで。

砂糖は入っていなくても、血糖値に影響する原材料は他にもある!と知っておかなければなりません。

「砂糖不使用=OK」と思い込んではいけないんです。

栄養成分が1箱あたりなのか、1本あたりなのかそこら辺もご注意を。

(これは、ZEROチョコレートの裏面)

油断は禁物。

糖類ゼロよりも糖質の値が低いものを選ぶように心がけた方がいいですね。

ちょっとずつ、自分で表示を読めるようになると選ぶ基準が変わるのではないかと思います。
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