SWEETS LABO Laugh & Rough
掛田友紀恵です。
今日は七草。
一年の健康を願って七草のお粥を食べる習慣があります。
疲れた胃腸を整える意味があるそうです。
お粥。
以前働いていた高齢者のデイサービスには、消化にいいからと主食をお粥に変える方が結構いらっしゃいました。
しかし、これはいいことばかりではありません。
早食いになる。
噛まないことが唾液の分泌を益々低下させる。
高齢者になり、噛む力、飲みこむ力が弱くなると味を感じることが難しくなります。
満足感が薄れるのです。
ごはんは粒なので、噛んでつぶすことで甘味やモチモチ感を味わうことが出来ます。
そしてデンプンが唾液のアミラーゼと混ざりあって、分解されて美味しいと感じられます。
なので、口で噛んでから唾液で一部を消化させて胃に送り胃液でまた消化するというこの順番は本当に大切なことなんです。
飲み込みの問題や残っている歯の状態などもありますので、全員に当てはまることではありませんが、噛む力がある方があえてずっとお粥を続けることはいうことはあまりよくないと思います。
もし、周りにずっとお粥を続けている高齢者の方がいらっしゃったらぜひ教えてあげてくださいね。
残っている機能を今より低下させないこと、これは大切なことです。
七草粥、コンビニにも売っていました。
そういう時代なんですね。
今日もいい日になりますように。