SWEETS LABO Laugh & Rough
掛田 友紀恵です。
お土産やお中元を購入するために御来店くださったお客様とのある日の会話。
お客様は、30代の女性。
妊娠を機に糖尿病が判明した方。
妊娠糖尿病は、2013年に基準が見直しされました。
妊婦10人に1人は、この妊娠糖尿病。
妊娠中は、体内でインスリンが正常に働きにくく、軽度の糖代謝異常が起こりやすい状態になります。
その原因は、インスリン作用を打ち消す「胎盤性ホルモン」などの分泌が妊娠によって増えるためだと考えられています。
多くは、出産と共に完治します。
しかし、一部の方は治癒せずその後も糖尿病としての治療が必要になります。
お客様は、出産後治ることがなくその一部に該当してしまった方。
スリムで糖尿病のイメージなんて全くない若々しい女性が糖尿病。
甘いものが食べられないのも辛いけれど、もっと辛いのは自分を気遣うその雰囲気だと教えてくださいました。
帰省などで夫の実家に帰ると皆が気を遣ってお茶の時間にお菓子を食べない。
自分への思いやりだと、わかっているけれど…なんだかとても申し訳ない気持ちになるそう。
甘い物が食べられないのは、自分が我慢すればいい。でも、周りの人の楽しい時間まで自分が奪っているような気がしてしまう…と。
糖尿病の辛さは、本人が食べられないことだけではないと改めて教えてもらう出会いでした。
お盆の帰省に合わせて、うちのプリンを関東に送る話になりました。
遠方へは便利な宅配便をオススメしています。
みんなで低糖プリンを食べるのが今から楽しみだと言ってくださいました。
糖尿病があっても、家族団欒の時間を楽しんでもらいたい。
そう思ってプリンを作っています。
「おばあちゃんに見つからないようにね。」と母から言われて罪悪感を持ちながらこっそりお菓子を食べていた頃を思い出しました。
ラフラフの低糖プリンをお土産やお供えの候補にぜひどうぞ。
今日もいい日になりますように。