SWEETS LABO Laugh & Rough
掛田 友紀恵です。
先日は、母の日でした。
今年は、施設や病院での面会が叶わず寂しい思いをされた方も多かったように思います。
自由に面会が許される日が一日も早く来ますように願うばかりです。
母の日の午前中の出来事。
お一人で、トアの外に並んで待ってくださっていた40代くらいの女性。
店内に入られると
「母がガンの末期なんです。何が食べたいかと聞いたら、プリンって言って…。
もうちょっとしか食べれないかもしれないけれど、買いに来たんです。
いろんな味から選ばせてあげたいので、何個か買って行きます。」
と堰を切ったように言葉が溢れました。
お客様と一緒にあれこれ考えて、お母様のためにプリン4個を選びました。
カーネーション柄のラッピングでお渡し。
とても喜んでくださいました。
呉市の病院まで1時間。
「お気をつけて。」と見送りました。
限られた時間。
きっと、最後になるであろう母の日。
そんな大事な場所にラフラフのプリンを連れて行ってくださる。
今、ブログを書いているとその時の感情が蘇ってきてまた泣いてしまいます。
実は、この女性だけでなく、仏壇にプリンをお供えするために買いに来てくださった方もいらっしゃって。
私達には、忘れられないエピソードが毎年増えています。
大切な思い出を共有させてもらえるって本当に幸せなこと。
皆さんの大切な思いにこれからもそっと寄り添えるプリンでありたいと思います。